富士山と駿河湾が一望できる標高約300mの山の上にあるホメオパシー自然農園(約2.2町歩=22000㎡)で、野菜やハーブの栽培をしています。農薬や化学肥料を使わなくても野菜は出来ます。土が出来てくれば虫による食害や病気になることも段々と少なく なってきます。特に重要な土づくりには植物発酵活性液やマザーチンクチャーを使っており、ホメオパシーは農業(植物)においてもまた有効だと言うことを日々の作業を通して感じています。
「土」と「水」と「空気」を汚しながら行われる現代の農業は不自然な農業です。農業とは元来「人の命と健康を守る」大元の食に携わる重要な生業のはずです。先ず農業者に求められる第一番目の資質とはその自覚だと思います。「再生産可能な農業」「持続可能な農業」という観点からも、農薬や化学肥料を多投する現代農業に未来はないでしょう。環境に負荷をかけない、いわゆる「有機農業」にこそ将来性があると考えられます。
全世界の食糧事情は明らかに減る方向に傾いています。さらに日本ではTPPなどにより、その傾向に拍車をかける動きしかありません。TPP参加により日本の食糧自給率は今の40%から15%になると言われています。また、食品表示内の「原産国表示」や添加物表示等日本の独自基準は「障壁」を理由に撤廃されると考えられ、このことにより「遺伝子組み換え農産物」の大量輸入は現実となり、チェックさえできない状況になると考えられます。
食の安全は誰が守るのでしょうか。健康は誰かが守ってくれるのでしょうか。医療・福祉・教育・金融そして原発。問題がある所には不健康で明朗でない不自然さがあります。そして現代農業も同じです。健康とホメオパシーと農業は「自然」と言うキーワードで結ばれています。ホメオパシーの原理と理念を農業に応用することは、より直接的に人の命と健康を守ることにつながっていると考えています。私はこの新しい自然農が日本を救う鍵だと思っています。是非多くの方に知っていただき、実践する仲間が増えていくことを願っています。
- 5月頃からは「採れたて野菜」のネット販売も行いますので、ぜひ一度召し上がってみてください。「張り」と「香り」が違いますよ。
