【豊受自然農スタッフリレー】六本松圃場:渡邊浩一郎 |第17回

目次

本年の六本松圃場のお世話取組と現状のレポート

最初に畑から収穫したての新鮮な野菜を見せて頂きました。
今年の春はここ3年でも1番良い位お野菜たちが頑張ってくれています。今年のこの良い状況は今年取り組んだ土作りと種まきの工夫が大きいと感じている。土作りに関して、今年行った寒起こしのメリット等を解説いただきました。また、圃場ではトラクターを使用して行う寒起こしですが、家庭菜園等にて行うのであれば作物を植える畝の部分だけスコップなどで土の塊を掘り起し、砕いたりせずにそのまま地表に置いておくことでふんわりとした土に変わってくれます。ちなみに六本松圃場では寒起こしの前に落ち葉堆肥とぼかし肥と御古菌などを撒いているとのこと。
春のアブラナ科の葉物小松菜やルッコラ、カブなどのお世話に関して今年から取り組んだことについて紹介。種はとても小さく蒔いた種はどうしても地表面に近い浅い場所になり、発芽後から本葉が展開するまでとてもたくさんの水分を必要とするため、畝立てし種を下ろした直後に不織布をベタ掛けするようにした。すると2週間以上先に蒔いたものをあっという間に追い抜き小松菜は1ヵ月せずに収穫できるまで元気に成長しました。不織布は草丈が15センチで外すと生き生きとしてくれるようですが、虫が心配な場合はそのままかけても良いかと思います。皆様の自然農にとって少しでもお役に立てましたら幸せです。

目次