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「陸稲作りへの挑戦」ー自然農と豊受籾米の可能性と必要性ー
前回のシンポジウムで陸稲への取り組みを発表された櫛田ホメオパスの、その後の挑戦をお話しいただきました。
陸稲とは古く縄文時代から行われてきた、水田を使わない米作りのこと。
ずっとお米づくりをしたいと思っていたが、これならできるのではないかと豊受の揉み米を使って陸稲にチャレンジします。
御古菌、野菜と土のためのミネラル活性液、豊肥芽を準備し、満を持して開始。
ところが、揉み米をまけば鳥に食われ、目が出れば動物に食べられ、畑を荒らされ、一筋縄ではいきません。感情も乱れます。しかし不屈の精神で挑戦は続きます。
9月中旬、ついに穂が出てきました。そして10月下旬に稲刈り。言葉では言い表せない感動を覚えたと言います。3週間干したのち、脱穀です。
近くにあるもみずり機を利用することにしました。すると、量が少なすぎたようで、上手く脱穀できず何度も脱穀するうちに、さらに減ってしまいます。
最終的に手にしたお米は、約1/2カップ。
家族には否定的なことを言われながらのチャレンジでしたが、縄文人にできて自分にできないはずがない、自分だって縄文人の末裔だ!と自らを鼓舞し、収穫までやり遂げた櫛田ホメオパスのガッツは、皆さんの心に力を与えたことでしょう。


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櫛田美智恵(くしだ みちえ)
プロフィール 農家に生まれる。 幼少期から成人するまで農家における働き手の一人として農業に関わり 信仰心篤い両親が行っていた節目ごとの「田の神」「水の神」「畑の…