小名木善行先生(ねずさん)、松尾敬子先生から応援メッセージが届きました!

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国史啓蒙家 古典文学研究家 小名木善行

みなさま、こんにちは。
第17回「日本の農業と食を考えるシンポジウム」の開催、おめでとうございます。
このようなかたちで、再びご縁をいただけましたことに感謝申し上げます。

私たち日本人は、いま、静かに、しかし確実に、生存の根幹を揺るがされる時代に入っております。
農と食は、単なる生活手段ではありません。
それは「いのちを育む文化」であり、「国を護る礎」であり、そして何より「天と地を結ぶ行い」です。

古(いにしえ)より日本人は、自然とともに生きる知恵を大切にしてきました。
それは“便利さ”や“効率”の追求とは異なる、目に見えないいのちの連鎖を尊ぶ精神です。

今、この叡智が忘れられ、農と食が「支配の手段」とされ、遺伝子操作や農薬、外資による種の独占といった“目先の利益”がまかり通る時代に、私たちは改めて“日本人としての農”を見つめ直す必要があります。

とら子先生の「行動を起こそう」という呼びかけは、まさにそのための大切な第一歩です。
国を護るとは、ただ武器を持つことではありません。
「食といのちを守る志」を持つことです。
その志を共有できる仲間が、全国に、そして世界から、いま、とら子先生のもとに集いました。

このシンポジウムを通じて、多くの方々が目覚め、歩み始めてくださいますように。
そして、日本の風土に根ざした「豊受自然農」の精神が、これからの困難な時代を生きる光となることを、心より祈念申し上げます。

ありがとうございました。

令和七年六月
小名木善行 拝

英語版

Message for the 17th “Symposium on Japanese Agriculture and Food”
By Yoshiyuki Onagi, Historian of Japanese Classics and Advocate for National History

Dear friends,

Congratulations on the 17th “Symposium on Japanese Agriculture and Food.”
I am truly honored and grateful to be connected with you again in this meaningful way.

Today, we Japanese are entering an era in which the very foundation of our survival is being quietly, yet steadily, shaken.
Agriculture and food are not merely means of subsistence.
They represent a culture that nurtures life,
a cornerstone that safeguards our nation,
and, most importantly, an act that connects heaven and earth.

Since ancient times, the Japanese people have cherished the wisdom of living in harmony with nature.
This is a spirit that values the unseen chain of life, rather than pursuing mere convenience or efficiency.

However, that ancestral wisdom is now being forgotten.
Agriculture and food are being reduced to tools of control,
with genetic modification, chemical pesticides, and the monopolization of seeds by foreign corporations all gaining ground in pursuit of short-term profits.
Now is the time for us to rediscover and reexamine what it means to engage in “Japanese agriculture.”

The call to “Take Action” made by Dr. Torako Yui is truly the first vital step in that direction.
To protect a nation is not merely to wield arms,
but to uphold the will to safeguard food and life itself.

That shared will is now gathering—
from across Japan and from around the world—
under the guidance of Dr. Yui.

May this symposium inspire many to awaken and begin their journey.
And may the spirit of Toyouke Shizen-nō—the natural farming rooted in the soil and climate of Japan—
shine as a guiding light in the challenging times ahead.

Thank you very much.

June, 2025
Zenkoh Onagi

松尾敬子

いよいよ、待ちに待った農業シンポジウムが6月21日に開催されます。私自身にとっても、大変楽しみにしていたイベントです。
現在、私たちはこれまでにない未曾有の時代を生きています。気候の不安定さ、食糧難、医療の崩壊、さらには地球のエネルギー不足に伴う身体の不調——こうした問題が次々と表面化しています。加えて、私たちの内面にも、インナーチャイルドの傷に起因する心の乱れや苦しみが広がっています。これらの課題を放置すれば、さらなる困難を招くことになるでしょう。

しかし、今回開催される農業シンポジウムには、こうした問題を乗り越えるためのヒントが詰まっています。
特に、私たちが日々口にする農作物には注意が必要です。遺伝子組み換え作物や農薬の多用によって、本来の栄養価が失われ、逆に健康を害するリスクすらあります。だからこそ、「安全で安心な食べ物を選ぶこと」がこれからの時代の鍵になるのです。
あらゆる身体の病気、さらには精神的な不調の多くは、実はミネラル不足に起因しています。ミネラルの欠乏は、重篤な疾患へとつながる可能性もあるのです。
このような状況において、ホメオパシーのレメディーが、大きな助けとなってくれることでしょう。
ぜひとも多くの皆さまにご参加いただきたいと思っております。

これからの時代をどう生きていくか——それはもう他人任せではなく、一人ひとりが「自ら選び、気づき、学ぶ」時代です。
農業は、単に食料を生み出す手段ではなく、自然と調和し、自分自身と深くつながるための大切な入り口でもあります。
シンポジウムでは、農業の未来だけでなく、私たち自身の生き方や健康、そして心の在り方についても、多くの気づきが得られることでしょう。

ともに学び、語り合い、希望ある未来を築いていきましょう。
皆さまとお会いできるのを、心より楽しみにしております。

松尾敬子

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