来賓講演 | 矢作 直樹

目次

プロフィール

2001年、東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および医学部附属病院救急部・集中治療部部長となり、15年にわたり東大病院の総合救急診療体制の確立に尽力する。著書:「食の誤解を解く!―いのちをいただくその一瞬に心を澄ませる」

昭和31年 横浜市に生まれる。
3歳 家族で湘南の辻堂に引っ越す。この地で海や野原で腕白坊主として育つ。
10歳 東京都町田市に引っ越す。海がなくなったかわりに山に囲まれた自然豊かな田舎で山登りをはじめる。
昭和50年 東京を離れて金沢大学医学部に入学。山登りがエスカレートし、プロの登山家をめざす。
昭和54年3月 北アルプス白馬岳から槍ヶ岳を越えて南岳までの冬季単独縦走の途上、鹿島槍北峰から北壁を1,000m墜ちるも奇跡的に生き延びる。大町まで下りて体勢を立て直し、引き続き残りのルートを踏破した。
昭和54年12月 再度、鹿島槍から槍ヶ岳までの厳冬季単独縦走を試みるも、針ノ木岳で100m滑落し、右膝を強打し、登高に支障をきたしたために下山。バス停のある扇沢まであと少しのところで「もう山にはくるな」という声が聞こえた。憑き物がおちたように山への意欲が消え失せ山登りをやめた。
昭和56年 金沢大学医学部卒業後、麻酔科を皮切りに救急・集中治療、内科、手術部などを経験する。
平成11年 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授、同工学部精密機械工学科教授兼担
平成13年 東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および同医学部附属病院救急部・集中治療部部長
平成28年3月31日 任期満了退任
矢作直樹(1981年4月~)及び東京大学医学部救急医学分野(2001年7月~2016年3月)業績
平成28年4月 (株)矢作直樹事務所を開業

第18回

タイトル

食が変わると人も変わる

メッセージ

皆様、私達は生き物だということを忘れないようにしないといけないので
一つは自然との繋がりです
まさに今回のシンポジウムでも基盤になっていますが
「土から離れないこと」
もう一つは我々は自然の中で生きているので
どんなものについても究極はゼロリスクにはならないということ
全ては自然の中のことだというふうに考えて
自分は大丈夫と思って元気に生きて行きましょう
ということをお伝えできればと思います。

要旨

長年の救急医療の現場経験をもとに、
「人は本来、自然の一部として生きることで健康を保っている」という視点から、現代の食と暮らしを見つめ直します。

食は「何を食べるか」だけでなく、「どのような心で食べるか」も大切です。

人の生命力に深く関わる「感謝」や「自然との繋がり」をお伝えします。

また、便利さや快適さによって失われつつある“本来の調整力”
旬の食、自然との接触、生活リズム――。
私たちが本来持っていた感覚を見つめ直します。

「健康とは、変化に適応できる力である」。
現代社会の中で、人間本来の力をどう取り戻していくのかを考える講演です。

目次