「食が変わると人も変わる」矢作直樹氏

医療界に35年間携わってこられた矢作先生。消費者・医療者の視点から「食と心構え」についてご発表いただきました。
旬のものを食べる生活が失われ、季節感や1日のリズムが崩れたことが、病気とまではいかない「不定愁訴」や慢性的な疲労の増加につながっているのではないかと指摘されました。健やかに生活するために大切なのは、心持ち・食・運動・休息の4つのバランスであり、環境の変化に適応できる力を保つことが本来の生物としての健康だと語られました。
また、戦後の食糧事情から日本人の食生活に深く根付いた小麦や乳製品、塩の歴史にも触れ、本来の自然海塩に含まれるミネラルバランスの大切さについても紹介されました。山歩きや土いじりなど、自然に触れることの効用にも言及し、プランターでの栽培など身近にできることから始める大切さを語られました。
最後に、農法の違いというよりも、私たちが「生命という視点」での自然に戻っていく営みこそが大切だという思いで発表を締めくくられました。
日本の農業と食を考えるシンポジウ…


来賓 | 矢作 直樹 | 日本の農業と食を考えるシンポジウム
プロフィール 2001年、東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および医学部附属病院救急部・集中治療部部長となり、15年にわたり東大病院の総合救急診療体制の確立に…

